2023年11月26日(日)に今年度のジュニエコを締めくくる「修了式・表彰式」が、静岡県総合教育センターあすなろで開催しました。
参加した7社総勢35名の子供たちは半年間、自ら考え、商売について多くを学び、会社の仲間と話合い、困難なことに挑戦しながら、ジュニエコを通して成功や失敗を体験してきました。11月12日(日)の最後のまとめセミナーではこれまでの体験を振り返り、会社の現金も全て0円にして会社を解散するというジュニエコならではのカリキュラムで締めくくりました。そしてあっという間の半年を経て、参加した全ての子供たちが無事に修了式・表彰式を迎えることができ、本当に嬉しく思います。
あすなろの大講堂に、各会社の子供たちや保護者様、そして掛川市長をはじめ、多くの御来賓の皆様をお招きし、第14回ジュニエコで果敢に挑戦した子供たちを讃えるべく盛大に開催しました。
さらに参加する子供たちの各小学校の校長先生もご出席いただき、ジュニエコフィナーレとなる修了式・表彰式の素敵な時間を子供たちと共有して頂きました。
まず初めに、主催者挨拶では小谷会長からご来場いただいた皆様へのお礼と、半年間に渡り頑張ってきた子供たちに向けて賛辞を贈って頂きました。
来賓祝辞では、久保田市長にご登壇頂き、ご祝辞を頂戴し、ジュニエコに対しての高い評価もいただきました。評価していただくことは大変幸栄なことでもありますし、何より14回続く掛川YEGの基幹事業として、常に企画のブラッシュアップを心掛ける良い刺激にも繋がります。
二部構成で開催する修了式・表彰式の第一部は「修了式」です。
修了式冒頭は、2023年11月3日に開催されたジュニエコ販売実践での、各会社の売上と利益の報告をします。どの会社も最大限の利益を上げることができました。
そして、全社の利益の10%を仮想納税として掛川市に35,200円寄付させて頂く納税式を行いました。各会社の社長から久保田市長へ目録をお渡ししました。
今年度は、これまで14回続いてきたジュニエコの歴史の中で最高金額の合計売上を達成し、同時に納税額も過去最高額となりました。どの会社も攻めた売り上げ目標や販売価格や販売個数にこだわり挑戦したことが結果に結びついたと感じます。
続いて、修了証書授与式では、全会社の全メンバーがステージへ登壇し、1社ずつ前に出て、一人一人小谷会長から修了証書を受け取りました。
約半年間にわたり一緒にジュニエコを行ってきた子供たちの立派な姿を見て、思い出が蘇り思わず目頭が熱くなりました。
授与式が終わり、休憩を挟んで第二部の表彰式がいよいよスタートとなります。
第14回ジュニエコも、第13回同様に、掛川茶振興協会様(掛川市役所お茶振興課様)に選出して頂く「未来の掛川茶大賞」と、7社の中で全ジュニエコカリキュラムを通して最も評価の高かった会社に贈る「グランプリ」の2つの賞の発表が行われました。
「未来の掛川茶大賞」には、【株式会社J6KAKEGAWA】が受賞しました。
プレゼンターは、掛川市お茶振興課の及川課長から賞状と記念品の授与、そして選出理由などの説明をして頂きました。
ビジュアル・味・価格、そして掛川茶を使用していることが商品として非常に活かされているという高い評価で、見事に大賞をつかみました。おめでとうございます!!
さらに今年度は、「未来の掛川茶大賞」を受賞した株式会社J6KAKEGAWAの皆さんには、12月9日につま恋で開催された「静岡県商工会議所青年部連合会 静岡県連大会 報徳灯る街 かけがわ大会」の物産展にて、我々の同士である県内11単会YEGメンバーに向けて受賞商品の「掛川茶っプリン」を販売してもらい、掛川茶のPRをしていただきました。
未来の掛川茶大賞の後は、会場内の誰もが首を長くして待っていたグランプリの発表に写りました。
今年度の評価基準は昨年までの形からもう一歩踏み出した形で行いました。
各講義へ取り組む姿勢や仲間とのチームワークを評価する基本項目と併せて、子供たちが自ら考え、失敗を恐れずに果敢に挑戦する姿勢に重点をおき評価をしました。
その結果、第14回ジュニアエコノミーカレッジin掛川のグランプリに輝いたのは【株式会社 煌星(きらぼし)】の皆さんでした。
プレゼンターとして、掛川商工会議所会頭 藤田様 代理 副会頭 中山様が子供たちにトロフィーと賞状の授与を行いました。
今年度は、売り上げが一番多かったチームがそのまま総体評価を得てのグランプリ獲得!! …という例年のセオリーとは違った結果となりました。というのも、煌星は販売実践の売上額ではあまり良い成果を出せなかったのです。しかし、商売方法が非常にお客様を最優先に考えられており、お客様の満足度が高い商売をするという挑戦がとても素晴らしかったことなどが高い評価に繋がった1つの要因でした。煌星がグランプリという結果こそが、まさに「子供たちが自ら考え、失敗を恐れずに果敢に挑戦する姿勢に重点を置いた評価」と言えるのではないかと感じます。
最後は、ジュニアエコノミーカレッジ第14第実行委員長の堀内委員長から、約半年間に渡るジュニエコの総括を頂きました。
約半年間の思い出を振り返りながら、一言一言噛みしめる委員長の姿が感動的でした。
堀内委員長から、第14回ジュニエコの終了宣言をして、今年度のジュニエコは幕を閉じました。
今年度のジュニエコにご協力を頂いた多くのご関係者様、掛川市役所お茶振興課の皆様、ジュニエコにご賛同頂いた保護者の皆様、ジュニエコOGの高校生サポーターの皆様、小谷会長をはじめとする掛川YEGメンバーの皆さん、そして何より積極的にジュニエコへ参加をし、果敢に挑戦をしてくれた「(株)J6KAKEGAWA」、「(株)笑顔いっぱい」、「(株)SIGOD」、「(株)Shironeko」、「(株)Shining Smile」、「(株)スマイルLieR」、「(株)煌星」のみんな、本当にありがとうございました。
〜掛川の未来で会いましょう〜