9月17日(日)に3回目のセミナーとなるアクティブセミナー2を大日本報徳社で開催しました。
まず初めに掛川YEG小谷会長からの挨拶でスタート。
大日本報徳社での開催ということもあり、「報徳」について、ジュニエコでの活動を通して子どもたちに学んで欲しい心構えについてお話を頂きました。
アクティブセミナー2のカリキュラムは、子どもたちにとって最難関の山場となる「銀行プレゼン」が行われます。午前中、子どもたちは帳簿やプレゼンに向けての講話や実際にプレゼンの練習を行いました。
ジュニエコでは、子どもたちが仮想銀行から1万円の借入をし、株主となる保護者から1万円の資本金を集めます。そして掛川茶を使った商品には、掛川市役所お茶振興課様より掛川茶認証の発行をしてもらいます。
集めた2万円を元手に実際仕入をして商売を行います。そのため、会社経営をする上で大切なお金の管理のために帳簿の付け方を勉強しました。
「外税と内税」など慣れない税金についても勉強し、例題を用いながら帳簿のつけ方を学びました。
そして講話や講義を通し、銀行プレゼンに向けてのプレゼンのポイントややり方を勉強し、実際に練習を行いました。
サポーターを銀行員に見立て、どうすればうまく伝えられるか、ドリームボードの見せ方や説明をする役割決めなど、子どもたちはポイントを意識し工夫をしながら会社ごとに思い思いに練習を重ねます。
掛川YEGメンバーが銀行員役の頭取・融資部長を担当し、掛川市役所お茶振興様の方に掛川茶評価員を担当していただきました。今年度は、子どもたちに失敗を恐れずに果敢な挑戦をさせるべく、銀行員と評価員には子どもたちへ適正な負荷を与えてもらうよう、事前説明会を行い、質問事項や評価ポイントに関してのすり合わせをしました。
午後からいよいよ「銀行プレゼン」本番のスタート!
どの会社の子どもたちも、会社や販売する商品の魅力、さらには仕入れ予算と売上・利益について説明をし、借入をするために様々なプレゼンをしました。
1回目のプレゼンでは、どの会社も借入れをすることはできず、銀行員と評価員から改善点の指摘を受け、次のプレゼンに向けて会社の仲間と相談しながら内容のブラッシュアップをはかります。1発で借入れができなかったことで、がっくりと肩を落とす子どももいれば、次のプレゼンに向けてさらに燃えている様子の子どもも見受けられました。
銀行員からの質問の投げかけには、「会社で販売する商品の1個の原価をきちんと把握した上で適正な売価を決めているか?」、「販売する商品はニーズを意識して考えられているか?」など、実際商売をする上で必要なことを子どもたちに気づきを与え、曖昧な部分を洗い出し、2度・3度とプレゼンを繰り返しました。夕方16時ごろには、見事に全ての会社が借入れと掛川茶認定証をもらうことができました。
ホッと緊張が解ける様子や、嬉し涙を流す子どももいて、銀行プレゼンの厳しさが現れていました。
次回は、いよいよ子どもたちが待ちまった「販売実践」です!
今年は、11月3日(金・祝)の商工まつりで開催されます。
これまでのカリキュラムを必死になって乗り越えてきた子どもたちとって、最高の舞台となります。
子どもたちの一生懸命に楽しく頑張る姿を応援しに、ぜひ当日は「ジュニエコ通り」会場へお越しください!お待ちしております。
そして、今回のアクティブセミナー2では、我らが静岡県連の同志である富士YEGの村瀬会長をはじめ富士YEGの皆様が会場へお越しくださいました。講義や銀行プレゼンの様子を一日見学いただきました。我々が行うジュニエコ事業を富士YEGの皆様に知っていただくと共に、単会同士の交流もさせていただくことができ、非常に有意義な1日となりました。お越しくださった富士YEGの皆様、ありがとうございました。