9月8日(日)に3回目のセミナーとなるアクティブセミナー②を掛川商工会議所で開催しました。
この日は、ジュニエコ最難関の山場と言われる「銀行プレゼン」を午後に控えたカリキュラムとなっており、ほとんどの子ども達にとって人生初となるプレゼンをリアルに経験してもらいます。
銀行プレゼンを見事通過した子どもたちは、仮想銀行から1万円を借り入れることができます。さらにその後、株主となる保護者10名にもプレゼンを行い、1万円の資本金を集め、会社の元手2万円をゲットすることになります。
子ども達にとってドキドキの1日となった午前中の講義では、帳簿やプレゼンに向けての講話や実際にプレゼンの練習を行いました。
銀行プレゼンでは、銀行からの借入の他にもう一つ目的があり、掛川茶を使った商品に対して、掛川市役所お茶振興課様より掛川茶認定証の発行をしてもらうことです。お茶振興課の方に審査員をお願いし、子ども達が必死にお茶商品に対してプレゼンした内容を踏まえて掛川茶認定をしていただきました。
銀行や株主から集めた2万円を元手にいよいよこれから子ども達は実際の仕入をしていきます。そのため、アクティブセミナー2では会社経営をする上で大切なお金の管理のために帳簿の付け方についても勉強しました。
「外税と内税」など慣れない税金についても勉強し、例題を用いながら帳簿のつけ方を学びました。
午後の銀行プレゼン本番前の練習では、サポーターを銀行員に見立て本番さながらの練習を何度も繰り返します。自社の商品の魅力は何か、限られた時間の中でいかにアピールができるのか。みんなで意見を出し合いました。
待ちに待った(?)緊張の銀行プレゼン本番では、4つ銀行が設けられ、子ども達は各会社ごとに指定された銀行でプレゼンをしてもらいます。社長と財務部長の2名が銀行員(頭取・融資部長)、掛川茶認定員と名刺交換をして、プレゼンが開始されました。
各社それぞれが考えた自分達の会社紹介と商品説明を熱く、そしてわかりやすく説明します。
1度目のプレゼンでは、どの会社にも改善点などの課題を銀行員と認定員より指摘され、すんなり認定と融資を受けることができませんでした。子ども達はプレゼンで指摘された改善点を次のプレゼンに向けて会社の仲間と相談しながら内容のブラッシュアップをはかります。1発で借入れができなかったことで、がっくりと肩を落とす子もいれば、次のプレゼンに向けてさらに燃える子など普段とはちょっと違った一面も見受けられました。
2回目のプレゼンまでの短い時間を使い、全員が協力しながら指摘された内容を共有して修正と練習を繰り返し、3回目にはすべての会社がプレゼンをクリアし見事に借入れと掛川茶認定証をもらうことができました。
次回はいよいよ本番の「販売実践」です。11月3日(日)の商工まつりで開催されます。
これまでのカリキュラムを必死になって乗り越えてきた子どもたちとって、最高の舞台となります。
子どもたちの一生懸命に楽しく頑張る姿を応援しに、ぜひ当日は「ジュニエコ通り」会場へお越しください!お待ちしております。