令和5年度 会長所信
One's Conviction
掛川商工会議所青年部(以下、掛川YEG)は、1988年(昭和63年)に発足以来35年の歴史を歩んで参りました。
諸先輩方が築き上げて頂いた様々な想いと伝統、情熱を掲げ現在の礎があります。その歴史の舵を執られてきた歴代会長を始め諸先輩方の想いを継承し、ここに第36代会長として仰せつかる事に身の引き締まる思いと共に新たな礎を築く責務を全うしていく気概で令和5年度の会長を拝命させて頂きます。
さて昨今の経済情勢は令和と言う新時代に突入し多種多様な急速な変貌を遂げています。
まずは新型コロナウイルス感染拡大の影響下にある時代から早くも4年が経ちました。
その影響は各産業に多大な影響を与え、連鎖的に様々な事象から物価の上昇、安定供給の滞り、コストカットによる固定費削減など戸惑う経済情勢が続いております。
ビジネススタイルだけでなく生活スタイルの変化による価値観の多様性やニーズの急速な変貌も顕著に見られます。
我々青年経済人としても、改めて会社を存続させていく事の厳しさや創意工夫が求められる変革成長を再認識したのではないでしょうか。
しかし逆説的観点では、ピンチはチャンスと言った言葉があります。
現在の局面を正面から向き合わざる得ない今こそ新たな挑戦と飽くなき向上心による創意工夫を凝らす事で、自企業の成長と新たなビジネス業態のスタイルを確立する機会にあると考えます。
YEGの活動も令和2年度、3年度と行動制限により活動を自粛する事が常識化され、事業活動を思うように行えない悔しい年月を過ごしてきました。
令和4年度に入りwithコロナからアフターコロナへと時代の変貌を遂げた事に起因し歩みを止めない、事業実現のために試行錯誤しながら掛川YEGなりの新時代を切り拓いて参りました。
そこにはたくさんの情熱ある仲間とご理解ご支援を賜った友好団体様の想いが結束した事で実現に向かえた事と感謝の念に堪えません。
YEG活動は地域の経済的発展と若き起業家集団として自己研鑽・自企業並びに地域経済発展の一助となる事こそが意義だと考えます。
そのためには交流と研鑽という言葉があります。
交流は異業種の多くの若き経営者と交流を重ねる事で今まで見えなかった世界観や気付き、事業マッチングを始め共に強い想いを持った仲間が出来る喜びこそに真の意義を感じます。
そして交流の先にあるのが研鑽と考えます。我々の仲間には自企業発展並びにYEG活動に関し、それぞれが多くの視点観点を持って行動しています。意見交換から生まれる発想、掛け合わせにより実現するアイデアなど交流の先に学びが必ず生まれます。
情報に対するアンテナを高く求め地域経済のニーズに対応すべく力は、交流から生まれると言っても過言ではないと考えます。
YEGに入会したメリットを見出すのは全て自分次第だと考えます。
事業環境整備を行う執行部・各委員長は、あくまでその事業環境を創るまでです。
その環境下の中でメンバーとしてYEGに所属しているメリットを見出すのは、当事者意識を持って行動に移した者のみが得られる特権だと考えます。
今年度は、静岡県商工会議所青年部連合会の主管地として12年に一度の年度となります。
同時に掛川商工会議所70周年の節目の年ともなります。
主管地としての責任を自覚すると共に大きな年度となる令和5年度をまた新たなチャンスだと捉え、掛川YEG一丸となってマンパワーで楽しみたいと思います。
令和5年度に向けて令和2年度から準備を重ね、紆余曲折ありながらもようやく本番を迎えるに至ります。様々な話合いから時に戸惑う事もたくさんありました。
それでも私は共に意見を交わし合い時にぶつかり合い、同じ気持ちで悩み、同じ気持ちで解決に向かう仲間がいたからこそ、ここまでの準備期間がすごく大事な時間であり、かけがえのない過程だったと心から思います。
改めて心から感謝申し上げます。
そして掛川YEGの仲間だからこそ乗り越えられると確信もしております。
YEGに入会した意義を共に初志貫徹の心で地域経済・自企業発展のため必要とされる団体へと共に成長していきましょう。
YEG活動に快く送り出して頂いているそれぞれの家族を始め自社の社員、支えてくれる周りの人々に感謝の念を持ち、自身の成長、引いては自社のアップデートを意識した気持ちを大事に活動を心掛け精進して行く気持ちを大切にしましょう。
そこで今年度スローガンを「未来を紡ぐ想いを共に〜果敢な挑戦と飽くなき向上心〜」とさせて頂きました。今年度の県連主管地としての未だ経験した事のない年度をチャンスと捉え、想いを一つにメンバー全員のマンパワーにより未来を共に紡ぎ次代に繋がる魅力を創造していこう、そのためには一人一人の積極的な挑戦と地域経済のリーダーとしてどこまでも続く向上心で成長を意識し、自社そして強い掛川YEGを築き上げ、地域の発展のため力を結集させた年度にしていきたいと強く思います。そしてその想いをこれから先の掛川YEGの魂として続く事を目指していきます。
一つの線を繋ぐではなくメンバー1人1人の未来と想いを繭のように全員で紡ぐ事で一つになり、団体の強さとなる事を込めたスローガンとさせて頂きます。
一期一会の出会いによる交流から発し情熱を灯した仲間と共に原点改機した掛川YEGこそが未来を紡ぎ令和5年度の新たな年度に共に挑戦していきましょう。
歴代で最年少の会長であり未熟な所もあろうかと思いますが、共に楽しんでYEG活動を通じ、地域経済の発展とそれぞれの自社の発展を心より祈念申し上げ挨拶とさせて頂きます。
一年間どうぞ宜しくお願い申し上げます。
掛川商工会議所青年部
令和5年度会長
小谷一成
令和5年度
事業活動予定
Schedule
組織図
Organization Chart
令和5年度 掛川商工会議所青年部 組織図
歴代会長
History
No. | 年度 | 氏名 | 事業所 |
---|---|---|---|
1 | 1988(昭和63) | 池ヶ谷勝巳(故人) | ㈲いけがや |
2 | 1989(平成元年) | 村松富夫 | 衣料センター村松屋 |
3 | 1990(平成2) | 中村泰紀 | ㈱ナカムラデンキ |
4 | 1991(平成3) | 内藤壮次 | 府中屋家具店 |
5 | 1992(平成4) | 岩瀬健二 | ㈱岩瀬コンクリート |
6 | 1993(平成5) | 鈴木純一郎 | 鈴木製機㈱ |
7 | 1994(平成6) | 本村都史 | トモエ工芸㈱ |
8 | 1995(平成7) | 松井正二 | マツイ産業㈱ |
9 | 1996(平成8) | 中根邦信(故人) | 中根製茶㈱ |
10 | 1997(平成9) | 河原崎逸雄 | ㈲河原崎住建 |
11 | 1998(平成10) | 松本睦身 | ㈲静岡通商 |
12 | 1999(平成11) | 杉山葉子 | 小さな喫茶店り~ふ |
13 | 2000(平成12) | 福田 猛 | ㈲テイク |
14 | 2001(平成13) | 松井光弘 | ㈱マツイ健設 |
15 | 2002(平成14) | 山下恭弘 | ㈱川島組 |
16 | 2003(平成15) | 加藤正智 | 加藤正智税理士事務所 |
17 | 2004(平成16) | 加藤正智 | 加藤正智税理士事務所 |
18 | 2005(平成17) | 尾﨑康司 | ㈱尾﨑工務店 |
19 | 2006(平成18) | 尾﨑康司 | ㈱尾﨑工務店 |
20 | 2007(平成19) | 相良貴史 | ㈱相良製作所 |
21 | 2008(平成20) | 相良貴史 | ㈱相良製作所 |
22 | 2009(平成21) | 高田直由樹 | ㈱中遠熱処理技研 |
23 | 2010(平成22) | 伊東博之 | ㈱伊東塗装店 |
24 | 2011(平成23) | 鈴木良太 | すずよし塗装㈱ |
25 | 2012(平成24) | 山本敏 | ㈱山本製作所 |
26 | 2013(平成25) | 丸山祐三 | ㈱ブレインシステム |
27 | 2014(平成26) | 小澤達也 | ㈱幸栄グラフィック |
28 | 2015(平成27) | 岩清水宏 | 東遠保険コンサルタント |
29 | 2016(平成28) | 青木裕二 | 株式会社青木興業 |
30 | 2017(平成29) | 小林武司 | 株式会社リーダーラボ |
31 | 2018(平成30) | 山本美鈴 | 株式会社山本製作所 |
32 | 2019(令和元年) | 堀江健一 | 株式会社エルピースタッフ |
33 | 2020(令和2年) | 神馬貴哲 | 神誠商事㈲ |
34 | 2021(令和3年) | 齋藤安彦 | ㈱キッショウ |
35 | 2022(令和4年) | 河原﨑直輝 | ㈲河原﨑住建 |
36 | 2023(令和5年) | 小谷一成 | 中遠機械㈱ |